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【よくある質問編1】台湾の大学に通えば自然と英語も話せるようになりますか?

よくある質問 〜台湾の大学に通えば自然と英語も話せるようになりますか?〜

皆さんこんにちは。台湾留学センターです。先日、高校生の学生さんからこのようなメールをいただきました。
「台湾に大学の正規留学に行きたいのですが、私は英語も話せるようになりたくて、英語学科に行きたいと思っているのですが、私の母は台湾の大学に行けば自然と英語は身につくからわざわざ英語学科に行く必要はないと言います。どう思いますか?」
との内容でした。筆者がこのような質問を受けたのは実は初めてではなく、本当によく聞きます。台湾の大学で外国語学科に入りたい、英語を勉強したい、という問い合わせから、台湾に留学に行けば自然と英語が身につくということは本当なのか?という質問まで。この手の質問、本当に多いんです。
ということで、本日はよくある質問に丁寧に答えていく第一弾として、正規大学留学希望の方によく聞かれる、台湾での「英語」についてお答えしたいと思います。


Content

1. 台湾の英語学科と外国語学科

まず、忘れないでほしいのは英語学科と外国語学科では、同じ“外国語の学科”でも全く違う学科であるということです。簡単に言えば、スペイン語学科や、フランス語学科は、「言語や文化」を勉強する学科に対して、英語学科というのは「英語で英文の文学や発音学」を学ぶということ。もちろん、学校の特色にもよりますが、国立大の多くは「英語を話せるようになる」ことを目的としていません。むしろ入学時点で、ある程度の英語能力を求められます。では、ある程度とはどれくらいなのでしょう。


下記の写真は国立台湾大学、国立政治大学の英語学科に入学するために求められる語学能力条件です。

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▲国立台湾大学の外国語文学学科 2019年度の入学申請の語学能力条件



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▲国立政治大学の外国語文学部英語文学学科 2019年度の入学申請の語学能力条件


今回はこちらの2つの大学の資料を参考に見ていきましょう。
どちらの大学も台湾でのトップの大学ということもあって、英語能力の要求も低くはありません。入学時にはすでに「IELTS 5.5以上(台湾大学)/6以上(政治大学)」又は「TOEFL iBT71以上(台湾大学)/80以上(政治大学)」の成績証明書を提出することが必要となります。もちろん、これは条件の1つにすぎません。台湾の大学に入学するのですから、言語でしたらもちろん中国語の語学能力の証明書(基本的にはTOCFL)も必要になります。大学側も英語が話せる人が入ってくる前提ですので、基礎の英語しか出来ないようでしたら、そもそも入学が厳しいようかもしれません。

それに対して、そのほかのスペイン語やフランス語ドイツ後といった外国語学科はその言語を大学で0から始めるので、少し話せるまたは習ったことがあるとすれば、プラスポイントです。でも、話せなくても問題ありません。なぜなら、授業は基本的には“中国語”を使い外国語を勉強するのですから。つまり、中学後の能力が必然と重要視されます。入学前に「華語文能力測驗(TOCFL)」の高階級檢定(レベル4)以上の合格が求められることもあります。

2. 英語学科に入れたとして

もしも英語学科に入りたい方はまず、なぜ入りたいのかをもう一度考えてみてください。「英語ができるようになりたい」というざっくりしたのではなく、もう少し明確な目標を持ってみることをおすすめします。もしもそれが「人とのコミュニケーションを英語でスムーズにとりたい」などでしたら、英語学科は本当におすすめしません。大学の特色にもよりますが、国立大学の場合英語は英語文学です。繰り返すようにもなりますが、英語の文学や英国文学、作文とリーディング、言語学習論、英語学発展の歴史、オーラルトレーニングなどが必修になります。つまり、話せるようになれればいいということではないのです。英語学科に入れたとして、本当に学んでいることが好きでない限り教科書を見るのもいやになってしまうかもしれません。もちろんのことながら、英語は台湾人にとっても第二言語です。同じ難度なので「留学生だから」という理由でやさしくはしてくれません。

もちろん、英語は確実に上達すると思います。言語の仕組み、歴史の知識も増えますが、ネイティブのように話せるというのは別のことだということを忘れないでください。

3. 台湾の大学に行けば英語も自然に身につく?

何事も“自然”に身につくことはないのではないでしょうか?台湾に来たからといって、中国語が上達するわけではありません、だからこそ皆さん語学学校に通い、家で習った中国語を復習して、それを積み重ねるわけです。もちろん、その環境に身を置くということは学習の手助けを大きくしてくれますが、何もせずに身につくことはありません。英語も同じです。ましてや、中国語圏の国で、何もせず英語を身につけるというのは無理難題です。大学でも同じことです。英語学科以外の学科は、基本的に中国語で授業を受けます。通識の授業で英語1、2、3が必修になっている大学がほとんどだと思いますが、それも1週間に3時間のみ。その授業で、英語を話せないから話せるになるには自身の努力がものを言います。
たしかに、台湾にいる方が日本で生活しているより外国人と触れ合う機会が多くなることはあるかもしれません。語学学校であれば、クラスメイトは全員世界中から中国語を学びに来ている外国人なので、そこで英語圏の人と友達になれば、英語を話せる機会も増えます。大学も同じで、留学生とのインタラクションを増やすことで、英語の勉強の手助けになるかもしれません。しかしそれが「台湾の大学に入る=英語が話せる」という解釈にはならないのではないでしょうか?場所や環境が変われど、自発的に学習しない限りなにかを習得するのは難しいものです。

4.台湾の大学で英語に触れる機会を増やしたいなら

では、結局台湾の英語学科以外の学部に入ったら、英語の進歩は期待できないってこと?いえいえ、そんなことはありません。大学にはたくさんの学習資源がありますから、最大限に活かせれば、英語も伸びます。一般的にもっと英語に触れたいのであれば、

1.英語学科の選択教科を取ったり、他の学科の授業言語が英語の授業を取る
わざわざその学部に入らなくても、選択教科で他の学科の授業を取ることはできます。筆者も過去に英語学科の翻訳学や、授業言語が英語の言語心理学、職業英語、ビジネスミーティング・プレゼン英語など受けて、台湾にいながらも出来る限り、続けて英語に触れられる環境を自分で作っています。

2.Language exchange のパートナーを探す
大学のみならず、語学学校や校外でもよくある言語交換。台湾にいる日本人は基本的に、日本語を勉強している台湾人のパートナーを探して、一緒に勉強したりしますよね。同じように、だれか英語圏、または英語がネイティブのように上手な方で、日本語を勉強したい人がいればベストですね。大学内の掲示板などもあるので、チェックしてみるのも良いかもしれません。

3.大学のサークルを探してみる
弁論サークル、インターナショナルサークル、英語サークル、大学によって異なりますが基本的にどの大学にも1つは英語に関わるサークルがあるはずです。休憩がてらに、友達作りに、気軽に参加してコミュニケーション能力を高めることができたら良いですね。

まとめ

如何でしたか?
今回の記事で紹介している内容は台湾の国立大学のケースです。私立の場合は、もっと英語をツールとして学べる大学があるかもしれませんので、ご自身で行きたい学部の大学をチェックすることをおすすめします。また、どこの大学にも特色があります。このコラムだけを参考にせず、自分の行きたい大学の学部の必修や選択教科、特色などは必ず申請前に調べてくださいね。それでは次のコラムでお会いしましょう。





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